7話にわたって書き続けたブログもこれで最終話。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
THE JOURNEY OF RISING 〜アルバムの7つの隠れたストーリー〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.1 〜僕にとってのアルバム制作の真意〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.2 〜THE LIGHTから INTO THE LIGHTへ〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.3 〜アメリカでの悪夢〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.4 〜アメリカでの悪夢2〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.5 〜チャンスに導かれるという発想
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.6 〜 責任を取るということ 東京での徹夜の日々〜
Risingのアルバムプロジェクト企画開始から約2年。
そして今日がアルバムツアーの東京ファイナルです。
Rising Japan Tour 2015 -Living Our Dreams-
アルバム制作、ツアーを通しての僕らの軌跡、
楽しんでいただけたでしょうか。
タイトルに書いた、「夢の序章は完結する」という言葉
これはNao Yoshiokaだけではなく、
僕自身やNaoを応援してくださるみなさんに
とっても同じではないでしょうか。
大阪出身の少女が日本でメジャーデビューをし、
アメリカで全米デビューをすること。
ブルーノートニューヨークで公演を実現させたこと、
アメリカのメディアで賞にノミネートされたこと。
みなさんにまだお伝えしていないことでも
素晴らしい未来が私たち達を待っています。
夢の様な出来事が僕らの目の前で起こっています。
もう時間の問題だと、思っています。
序章にすぎないのです。
Nao Yoshiokaはみなさんが見たこともない光景と共に
未来を切り開いていくでしょう。
このアルバムを通して、彼女は期待通り成長しました。
またツアー中、彼女は見違えるほどたくましく、
バンドやスタッフに支えられつつも、
常にポジティブに周りに働きかけていました。
今年の11月13日でデビュー2周年を迎えた今、
予言をしていたとおりに
前向きに音楽を通してメッセージを伝えられる
アーティストとして、成長を遂げました。
彼女の活躍は日本の新しい音楽のスタンダードを作ることに繋がります。
後に続くアーティストたちの希望になるでしょう。
またこのプロジェクトが日本の良心とも言えるメジャーレーベル
Yamaha Music Communicationsさんからリリースされたことを
心から誇りに思います。そして感謝したいと思います。
まだまだ恩返しはできていませんが、
彼女は僕らの予想を遥かに超えた成果をこれからも
残してくれると確信しています。
夢に素直に生きること。
なかなかできることではありません。
夢を追うということは、一筋縄ではいきません
僕はこのプロジェクトを実行するにあたって、
得るものもありましたが、失うものも多くありました。
穏やかじゃない瞬間もありました。
かけがえの無いものを失いました。
選ぶことは同時に捨てることなのです。
自分は導かれ、それを受け入れました。
その進化の過程ではもろく、弱くなる時もありました。
今日、アルバムの集大成であるツアーファイナルを迎えて
今までの出来事がすべて必然であり、
自分は正しい道を選んだのだと心からいえます。
困難は絶えずこれからもあるでしょう。
その困難は栄光の種になると確信しています。
普段、夢という言葉をあまり使いません。
なんだかふわっとしているイメージがあるからです。
でも夢を持つことや見ることは大事だし
夢をみなさんと恥ずかしがらずにシェアをすることは
現代を生きる人々に必要なことだと思います。
だからたまには言わせてください。
僕には夢がある。
もっともっと壮大なビジョンがあります。
ぼくの夢も序章に過ぎません。
才能溢れる素晴らしいアーティストが自由に表現をし、
最高のものを創るための環境、生態系を創ること。
多くのアーティストが才能を最大限に発揮できれば、
より深い感動をみなさんにお届けできることでしょう。
この夢はアーティストだけ、そして僕らだけでは叶えられないのです。
もっと多くの方に夢をシェアし、皆さんと一緒に夢を叶えていく。
だから僕はこれからも
この活動を続けていきたいと思います。
アルバムを通して、多くの人と出会い、
学び、数えきれない程の奇跡を目の前にすることができました。
今日はその集大成をステージからお届けできればとおもいます。
それでは今日会場でお会いしましょう。
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