BIGYUKIとOPRCTの関係性

BIGYUKIとOPRCTの関係性

ただいまビルボードライブ大阪の公演からの東京の戻りの新幹線でお届けしております。今日は名古屋公演!そしてついに19日に迫るのはOPRCTの一番最初公演です。 おかげさまで満員御礼をいただきました。新しいことがたくさんで、準備に慌てふためいてはいますが、それと同時にかなりワクワクしています。

前回はOPRCTがなぜ創設されたのかについて、ブログを書きました。

前回に引き続きBIGYUKIさんとOPRCTのこけら落としでご一緒することになった理由をオープンギリギリの本日公開。Yukiさんへの依頼には様々な意図がありました。

 

BIGYUKIを知ったきっかけ

遡ること、2011年。創業から3年目に差し掛かっていたころ、レーベルのレコーディング処女作SOUL OVER THE RACEシリーズの第二弾を手がけていた頃です。当時プロデュースで関わってくださった中村あきらさんと一緒にアルバムを作っていた時のメンバーの候補としてBIGYUKIさんのお名前が挙がっていました。中村あきらさんへの僕のリスペクトはご存知だと思いますが、今も変わらず本当に素晴らしいアーティストだとおもっております。
その中村あきらさんがプロジェクトで一番興奮して一緒にやりたいメンバーであり、Talib KweliとかBilalと一緒にやっている、すげーやつがいる!という話を聞いていました。その時は残念ながらご一緒できなかったのですがその後も彼の名前をなんども聞くことになるのです。

 

その後も出てくるBIGYUKIの名前

Nao YoshiokaのRisingというメジャーデビューアルバムで、2014-2015年はよくアメリカに行く機会がありました。Gordon ChambersプロデュースによるDreamsやRiseのレコーディングはブルックリンのHighbreedmusic Studioというかなりアンダーグラウンドなスタジオでのレコーディング。エンジニアやスタッフが僕たちが日本人ということで、BIGYUKIを知ってるか?あいつはマジでやばい。という話をしたことを覚えています。
その時初めて、検索をしてお顔を拝見したのですが、ピンクのヘアーのプロフィール写真。ビジュアルに対してもしっかりと考えがあるアーティストなんだなーとビジュアルで認知をしました。

その後日本に来日するニューヨークのミュージシャンたちと出会うたびに、BIGYUKIさんの名前を聞くことになります。

2016年はブルーノートが彼を招聘。流石のブルーノートさん。かなり話題にすでになっていたのですが、Naoのツアー真っ只中。

一体どんだけすごいのか?

とても興味があったころに、ちょうどNaoが彼のライブを垣間見ることになります。モントルージャズフェス2017。僕は行けなかったのですが、Naoが「とんでもないものを見た。」という連絡をくれました。その後Reaching for Chironがリリースされます。

もちろんチェックしました。唯一無二。完全にノックアウト。様々な音楽性を絶妙に融合させ、ご自身のプレーでも魅せる自由な表現力に心酔しました。

その当時、2017年のOPRCTはこんな状態。

こけら落としのアーティスト誰にしようかなーという話もちらほら出てきた頃でした。
信頼するレーベルマネージャーからも、BIGYUKIの名前が候補があがりました。

OPRCTとのコンセプトの共鳴

こけら落としの最終をお願いする時の最後の決定打は、OPRCTとのコンセプトの共鳴でした。
OPRCTはプロジェクト開始時に3つのコンセプトがありました。多彩、ボーダレス、発信。
 
BIGYUKIさんはソロアーティストであり、サイドマン。そしてベーシストでありキーボードクラシック、JAZZ、HIPHOP、NEO SOULとその多彩さは明確です。
そして今や世界中で活躍をするアーティスト。国境を超えて、活動し音楽では人種の垣根を常に越えている。加えて彼はジャンルという意味でも、クラシックやJAZZといったアフリカンアメリカンミュージックを分け隔てなく新しい感性で垣根をなくしているのです。
OPRCTのコンセプトを体現しているようなアーティスト。
 

ニューヨークで直接依頼

去年の2018年2月のグラミーを訪れた際に、YukiさんのニューヨークはNubluでのアルバムリリースパーティに参加させていただきました。この時点ですでに依頼を心に決めていたのですが、やはりライブをこの目で見て確認したいと思ったのです。Yukiさんのライブの数日前にはロバート・グラスパーが講演するなど厳選されたアーティストにしか許さないニューヨークのNubluで公演。

噂には聞いていたのですが、ここまでのレベルとは・・ショーを見た時の衝撃は忘れることができません。僕の数年間で見たアーティストの中で最大に印象に残りました。
その後にお時間をいただき、ニューヨークで直接ご依頼しました。

BIGYUKIが日本にもたらすもの

 

 
 
 
 
 
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I came back from Japan to find this gift. This recording was one of the most memorable experiences in my musical life🙏🏼 1) Kids… 2) Melatonin 3) The Donald

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BIGYUKIさんは僕らの志をすでに体現しているアーティストです。
 
日本から世界へ。そして世界から日本へ。
 
BIGYUKIさんは最初はきっと海外にいる日本人のミュージシャンだった。でも今はニューヨークのミュージシャンとして、人種や出身は関係なく、むしろ日本人というそのユニークさも活かしつつ、世界で活躍するアーティスト。この音楽シーンでは珍しいアジア人。Yukiさんレベルになると、そのユニークさが武器になる。
日本から世界へ飛び立ち、そして成長と進化を重ね、そして今回日本へ良いものを伝えに帰ってくる。そして日本の音楽に新しい音楽をでくれる貴重な存在だと僕らは考えています。
 
そのBIGYUKIさんのファーストツアーを日本で僕たちがコーディネートできることを心から誇りに思うとおともに、良いものを広めるモチベーションは最高潮です。
 
今回は結果的にはOPRCTのこけら落としを中心とした、大阪、名古屋でのパフォーマンス。
ビルボード大阪さんと名古屋ブルーノートさんに心から感謝いたします。
 
このツアーをきっかけに少しでも彼に感化されて、素晴らしいアーティストたちが高い志を持って世界に羽ばたいていくきっかけになれば本当に嬉しい限りです。
 

SWEET SOUL RECORDSの進化

SWEET SOUL RECORDSの今までの印象はきっと洋楽のCDを出しているレーベル。僕たちはそのイメージを目指していたわけではありません。僕たちの根源にあるものは、SPREAD REAL MUSIC。良い音楽を広め、アーティストやクリエイター達の活躍を促すこと。その手法は時代とアーティスト共に変化するもの。
 
音楽コンテンツのリリースだけではなくNaoのマネージメントや、海外アーティストのツアー招聘など様々なことを経験してきました。
 
OPRCTはレコード先行だった僕らのビジネスを完全に変えていくものであり、従来のレーベルビジネスから本来のアーティストサービスへと進化していくきっかけになると考えています。
 
昨日の大阪も公演後に音楽にうるさい玄人な関係者の方が大絶賛していました。
そして、、Anna Wiseも本当に素晴らしいパフォーマンス。
名古屋の皆さん、本日楽しみにしていてください!
 

今後もBIGYUKIさんを皮切りに世界に羽ばたくアーティストをピックアップし、OPRCTそしてSWEET SOUL RECORDSは邁進していきます。
 
SPREAD REAL MUSIC!

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