4/13日StarRoさんとIman Europeのライブ当日に先日ご紹介したOPRCTの別階にて念願のSWEET SOUL RECORDのMEET UPを行います。
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ミートアップとは一体何?
特に難しいものではないんですが、僕たちでレーベル主体での世界観をもって空間を作ります。スタッフもいます。普段オンラインやお店に並ぶプロダクトを通してしか、コミュケーションをしてないので、その空間で実際にお会いできて音楽の話とか、アーティストのあり方とか、コミュニケーションが一緒にできればとても嬉しいです。きっとアーティストの方や目指している方も聞いてくださってくる方はおおいはず。そしてせっかく来てくださるので、来ていただく甲斐があったなと思っていただけるようにご提供いたします。
当日は今年1月にオープンしたばかりのOPRCTのスペースCにて、フードコーディネータ福原歩さんが提供するフード、そしてドリンクや空間づくりはライフサウンドの空間事業部がプロデュースし、SWEET SOUL RECORDSのプロダクトや、DRAGON76のジャケット原画がずらりと並ぶ予定です。心地よい空間でコミュニケーションができるように準備しております。
下記はOPRCTのオープニングの様子。
[blogcard url=”http://www.spreadrealmusic.com/column/bigyukiandoprct/”]
福原歩さんのお料理も楽しみです。
ミートアップをやりたかったんです。
かなり過去から。やりたいやりたいと思い
でもなかなか機会がなく、誰もきてくれないんじゃないか?!とか
僕らの音楽を好きな方々は、結構ディープな人が多そうで、カジュアルに当日来てお話しするなんて、難しいそうとか。そもそもそんなこと求めてないみたいな、僕ら自身、結構逃げ腰だったというかそういう部分もあります笑
みたいな不安もあって10年経ちました。。。
こんな風に思いつつも、僕らはマイノリティで、本当に狭いところを攻めてるので
共感してくれる人に、1人でもお会いできて、少し話せるだけでも本当に嬉しいなという単純な理由です。
やればやるほど、マイノリティだなって感じるんですよね。
マイノリティであると実感した10年間
SWEET SOUL RECORDSは設立して10周年。
好きなことをこだわって続けてきました。進化し続けるソウルミュージック、タイムレスなサウンドを追い求めてきました。
この10年間は本当に恵まれた時間を過ごしたと感じます。
リスナーの方、そして音楽愛がある業界の方に恵まれ、
ここまで続けてくることができました。
皆さん本当にありがとうございます。
しかしながら、孤独な戦いだっとも言えるとおもいます。
僕らが志す音楽はニッチな領域であり、完全なるマイノリティと言えると思います。
ベンチャーはニッチなエリアを狙うといったビジネスの教科書に書いてあるからという理由ではなく、ただただ使命感だけで続けてきた10年間でした。
僕たちはCDを売るという感覚より、自分たちが好きなアーティストの音源を日本に紹介して、僕らが志す音楽のファンたちとコネクトしようという風に考えてきました。音楽のコンテンツを売るというのは大きな地図の中のほんの一部。
また、あえて知名度のあるアーティストではなく常に新人を発掘し、新しいアーティストたちに少しでも収入がはいるようにと思いが先行します。
音楽業界といっても僕らと同じような志をもって活動をしているのはほんの一握り。
本当の音楽愛がなければ、簡単には続けられる状況ではないとおもうのです。
そんな小さいマーケットの中でも、必死に小さいパイを取り合って、互いに切磋琢磨をしているためなかなか共創というアイデアや交流を育めません。とくにうちのレーベルには尖った人間がおおいこともあるかもしれません。苦笑
”売れるものが全ていい”ではない価値観
以前、自分の親しい友人にこう言われたことがあります。
「売れないということは、それだけ需要が少ない。需要がないというのは価値がそんなにない。売れるということはそれなりに良いものだから。」
その言葉はいまでも僕の心の中にいます。
僕はこの意見には決して賛成できなかった。こと音楽に関してはなおさらでした。
売れなくてもいいものはいい。
同じ業界の人からも「SSRさんはもっと売れるものを探して出したほうがいいですよ。ヒットしたら楽しいですよ。」と言われます。
音楽業界に参入した10年前の時点で、もうすでにCDで数字を作るのが難しい時代。中古アナログや再発系アナログが再度ファッション的に盛り上がる中、僕たちの音楽性をもったエリアの新譜達のの苦しさはかわりません。最近もその減少傾向はかわらず、新人へのハードルは高まるばかり。
そんななか世界の音楽の最先端と多様性に貢献すべく、いままで100タイトル以上、インデペンデントのアーティスト作品を提供してきました。
市場調査をして、顧客のニーズを掴んでそれに合わせて製品を用意する、いわゆるマーケティングという言葉の枠にはめて事業を営むことはビジネスの正攻法であり、一般的な考えだと思います。
僕らは、顧客のニーズではなく単純に自分たちの価値観で価値を提案し続けてきました。
つまり、
「このアーティスト売れるじゃん!」
ではなく
「このアーティストは良いから、売らなければいけないね!」
という正反対の考え方で自分たちで常にアーティストを発掘して提供してきました。
市場に合わせる、トレンドを追いかけることが僕たちは正しいとは思わないのです。
良いと思ったものが売れるべき。その売るべき仕組み自体を作っていうことが使命だと考えやってきたからです。
僕らのやっている音楽的に日本のお茶の間に届けることはそもそも難しいかもしれないけど、ちゃんと広めたら、好きな人に届くもしくはすこしでも興味を持ってくれる人はいるかもしれない。
ビジネスをしっかりしている人からみれば、ボランティアなの?と思われるかもしれません。
僕たちは自分たちが不器用なレーベルだなと自覚をしています。
自分たちが本当に好きなことしか、尽くせない馬鹿正直な人々の集まりだと思います。
市場は小さくても、きっと僕らの聞いている音楽に出会えば、心打たれる人たちがきっといると信じてやってきました。
そんな信念を音から感じてくれている人々からいただく、メッセージに助けられます。
5人でも10人でももしかしたら僕らがやってくれていることを深く理解している人が、いるかもしれないと思うと、とても嬉しいんです。
そんなレーベルをここまで応援してくれた人とのミートアップにしたいと思っています。
みなさんとお会いできることを楽しみにしております!
DATE: 2019.04.13
TIME: 15:00-21:00
PLACE: OPRCT (渋谷区上原1-29-10 OPRCT)
CHARGE: Entrance Free!(ご予約等も不要ですのでお気軽にお越しください)