TIMM ( TOKYO INTERNATIONAL MUSIC MARKET)

かなり遅れて報告なんですが、10月にお台場のグランパシフィック LE DAIBAで行われている、

TOKYO INTERNATIONAL MUSIC MARKET、通称TIMMにいって参りました。

なんとそこのレセプションで案内をしていた人と大学の集いで偶然にも

ばったりあったのでふと思い出して、このブログを書いています。

 

かなり大規模なカンファレンスにもかかわらず

直前まで知らなかったのですが、音楽業界の大先輩が

ご招待くださり、ゲストとして参加をすることができました。

 

簡単に言うと、日本の音楽コンテンツ保持者と

海外のコンテンツバイヤーとマッチングして

世界に日本の音楽コンテンツの輸出やビジネスチャンスを

支援し創出することが目的です。

音楽コンテンツ保持者というのはレコード会社など。

海外のバイヤーというのは流通業者だったり

コンテンツ配給会社だったりします。

 

今年は9度目の開催なのですが、経済産業省が主導で動いている

クールジャパンという産業政策ができたことによって

今年は映画コンテンツやアニメコンテンツのカンファレンスと

同時に開催されることとなり、

お台場のホテルのB1階を丸ごと貸し切って

かなり大規模におこなわれていました。

 

ライフサウンドの音楽事業部は常に海外進出や、

海外とのネットワークに努めています。

 

最近、海外のゲスト達と日本のエンターテイメント

や音楽、コンテンツについて話す時、

彼らが一貫して言う事は、

「日本と言えば、アニメ、漫画、オタク、アイドル。

そしてK-POPが日本の市場をかなり席巻しているだろ?」

と高い確率で言われます。

 

実に正しいとは思うのですが、日本のエンターテインメントの

第一イメージが世界共通で、上記のような

アニメや漫画といったコンテンツだけであることは

若干違和感を感じつつも、

ふとカナダにいた時代を思い出してみると

同級生はドラゴンボールを見るために、

部活を休んでまで、家に帰っていた記憶があります。

 

そんなことを思い出しつつも、

僕たちは海外のバイヤーにどんどん突撃して

SWEET SOUL RECORDSの説明をして、

様々な商談に結びつけることが出来ました。

 

なかには何百億という資本金を持つ映画会社の

社長もきていて、積極的に話しかけたのですが、

「Well,  Japanese music industry is dying market right? Also, I have no interests in AKB things.」

※日本の音楽業界はもう死に行く業界だろ?それに僕はアイドルには興味がないんだ。

じゃあ何を買いに来てんの?ってきいたら、

実は京都に遊びに来ただけなんだとお茶目な感じで言われました笑

そんな話をしつつ、僕らのやってる事を説明したところ、

アイドル話よりは興味を持ってくれたようです。

 

SWEET SOUL RECORDSが扱っている音楽が好きになる可能性を持った人は

少なくとも僕が認識している限り、世界中にいる。

マイナーな音楽かもしれないけど、ソウルという架け橋を通じて

日本だけじゃなくて世界中にファンがいる。

マイナーであるからこそ、強く共鳴できる部分もあるし、

僕たちは人種も国境も越えて、そういうファン達を一手に

レーベルをプラットフォーム化して集めて

世界中のソウルミュージックとのつながりを自由にしたい。

 

そんな構想を少しずつですが、

一歩ずつ進めています。

 

世界中のインデペンダントアーティストがキャリアを作る上で

一時期のように飛ぶようにCDが売れたり、

音楽作品での収益が拡大することは

よっぽどのことがない限り、現実的とは言えない。

 

でもいまいち、繋がりきっていない

ソウルというコミュニティが繋がり合い

世界規模でのコラボレーションや交流が

もっと積極的に行われたら生態系はかろうじて

できるかもしれないと考えつつ

インターネットのテクノロジーの可能性を見つめ

試行錯誤しながら前に進んでいます。

 

3年前にUSとUKにSOUL OVER THE RACE VOL.1を

送り込んだのですが、現在は海外のアーティスト達との

ネットワークも広がり、

この2、3年で付き合いが出来た国は

合計でオランダ、アメリカ、フランス、イギリス

フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド

メキシコ、ドイツ、カナダ、デンマーク。

もう10カ国以上です。

 

世界進出に向けて、愚直に下準備を。

来年は面白いことになるはず。

 

関連記事はこちら: