2014渡米、挑戦、決意

1U1A5586-2

皆様、改めましてSOUL MUSIC FUNDINGへのご支援ありがとうございました。
御陰さまで早いタイミングで、ツアーを実現に向けて動くことができました。
それに関連して、今日は9月上旬の渡米に関するご報告です。

渡米のご報告

Nao Yoshiokaのライブに来てくださる方には、
彼女から「9月はアメリカへ」という話が出てたと思いますが、
改めてここでご報告を致します。

僕らが本来予定していたツアー日程は9月13日付近。
実はここ2、3日で急ですが今週にも日本を発つことになりました。

SNS上で、Brian OwensやMike Hicksが既に告知をしていますが、
現在話題になっているファーガソンで起きた
青年の銃撃事件で苦しんでいる人々に向けて
平和と結束をコンセプトに9月7日にセントルイスでイベントが開かれます。
10557759_10100184100822990_5866218637267385225_o

事件には非常に複雑な問題が絡んでおり、
特に詳しく僕からは言及しませんが、
アメリカ社会に根付く根源的な意識や問題が
浮き彫りになった社会問題であると認識しています。

招待を受けて、暴動が起こった地域に
わざわざ乗り込むことへのリスクや限られたツアー予算など
社内では賛否両論はありましたが、
大いに騒いでいる報道に対して、静かに祈りを捧げ
見守る姿勢を続け、率先してセントルイスの
人々や世界の人々に音楽で語りかけようとしていた
ブライアンの姿勢をインターネット上で見ていて
僕らも、予定外ではありましたが、
少しでも力になれるならと思い早めのUS入りを決定しました。

ブライアンを始め僕たちはつい先々月に
音楽の持つ本来の力は何かということをDenon社とコラボレーションし、
映像にして、世に公開しました。


Brian Owens

言語や人種の壁を越え、人々を繋げる力がある「音楽」が
すこしでもセントルイスにいる人々を癒すことが出来れば
願ってもないことです。

僕がレーベル設立当初から、
SOUL OVER THE RACEというタイトルや
SOUL LIGHTSというタイトルで、
魂の音楽の力が人々の明るい未来を輝らすと
歌ってきたように、いまこそそれを
世の人々のためにNao Yoshiokaを通して
実現する機会が来たと思っています。

ツアーに向けて

去年の8月のショートツアーは2週間という期間で
弾丸で様々な箇所を回りました。

一部の皆様には話しましたが、
やはり日本の勝手とは違い、距離があるアメリカとの
ツアーブッキングやその他のやり取りは困難を極め、
直前の直前まで予定は流動的です。

今回は1ヶ月、約5ヶ所のライブとレコーディングを予定しています。
Nao自身は最高に良い状態で、ツアーに向けて素晴らしい
モチベーションで挑むことができそうです。

僕自身は会社の代表、またはツアーマネジャーとして、
そしてNaoのプロデューサーとして様々な役割を担うことに対して、
想像を膨らませつつ、期待感と緊張感が入り交じった
複雑な感情で渡米前の1日1日を過ごしています。

うらやましい!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
移動や、その他調整は比較的大変で
前回の経験から考えて、アメリカで仕事が夜に終わると、
時差で日本の会社がうごきだすという24時間無限ループが始まります笑
とてもチャレンジングです。

SWEET SOUL RECORDS、
そしてNao Yoshiokaの命運をかける重大なプロジェクトの
前哨戦になります。

果たさなければいけない使命を考えると
吐き気さえ感じるほど、責任重大で
大変なことが想像できます。

ましてや今回のツアーは前回とは違い
SOUL MUSIC FUNDINGで応援してくださった方と一緒に夢を見ています。

きっと飛行機に乗ったら
もう後は楽しんでやることやるだけだとは感じているのですが、
想像できてしまうからこそつらい部分もあるのです。

しかし、そんな日々の細かいことや眠気を
全て吹き飛ばしてくれる出来事が
僕には待ち構えているとも信じています。

前回のショートツアーはNao Yoshiokaのデビュー前。
その時点で、Naoの映像がバズを起こすことや、
CDがこれだけ多くの人に楽しんで頂けることは
誰にも予想出来なかったと思います。

The Soul Exchange Tour from SWEET SOUL RECORDS on Vimeo.

僕自身はこのショートツアーのこの映像を
自分で撮影した時に、初めてNao Yoshiokaの
活躍を確信することができました。

http://www.spreadrealmusic.com/column/ustour2013-1/

日本から来た小柄な女性が、ソウルミュージックのルーツである
アメリカで堂々と自分のソウルを披露し、ライブ終了後には
スタンディングオベーションが起きました。

2013年8月におこったこの瞬間は疲れや不安を全て取り払ってくれる
奇跡の瞬間でした。

このような奇跡の瞬間が、きっとまた僕の目の前には
広がるはず。そう考えるとワクワクします。

1ヶ月会社を空けることへの不安はありますが、
幸いなことにそれを許して守ってくれるパートナーと
スタッフに恵まれたこと
そして皆さんに応援を頂いていることに感謝して、
ツアーに挑もうと思います。

皆さんと一緒にソウルミュージックを通して、
世界を繋げていけること、本当に光栄です。

僕も初めてのことに挑みますので、
いろいろと拙い部分もあるかとおもいますが、
そういうところを含めて一緒に夢を見て
冒険をさせてください。

それでは今日から1ヶ月
SPREAD REAL MUSIC

関連記事はこちら: