PhiladelphiaはWorld Cafe Liveにて最終公演を終了し、
このブログ執筆を始めた最終日にはプロモーションや、旅の整理をしています。
最終公演と言っても、2公演しかなかったのですが
ブルックリン→フィラデルフィア→ボルティモア→DC→フィラデルフィア
という移動続きの2週間、なかなかしびれる旅になりました。
このブログを書き終わるのはきっと日本へ飛行機移動をしている途中。
早く皆さんにお伝えしたくてワクワクしております。
さて、Capital Jazz Festに関連するリポート第二弾は
リハーサルからライブ当日までの出来事をお伝えしたいと思います。
第三弾で終了となります。
ブルックリンでBVリハーサル
今回はUSツアーを初めてからの3年の経験を活かし、
念には念を入れて取り組みました。
あえて書きませんが、この3回のリハーサル中にも
なんども予測していたリスクが発生し、
その度に今までの経験になんども助けられたのも事実です。
※これは今度直接お話ができる機会があればぜひ。
まずコーラス達とのリハーサル。
ニューヨークはブルックリンで行われました。
彼女たちがコネチカットに在住しており、
フィラデルフィアにはかなりの距離。
僕たちはフィラデルフィアに入る前に中間地点のニューヨークに入り、
彼らとのリハーサルを最初にすることを選択しました。
右からコーラスのデニース、そしてドウェイン。
デニースはアリシア・キーズの成長期を支えたBV(バッキングボーカリスト)。
相性を考え、いつもデニースが一緒に現場を共にするパートナーとしてドウェイン。
デニースはソロアーティストとしても活躍していて、
今回、Naoの音楽性とメッセージを気に入ってくれて仕事を引き受けてくれました。
ドウェインは若手でとても心優しい青年です。
リハーサルはブルックリン周辺のスタジオで行われました。
歌のニュアンスの細かいディレクションなどは
Naoが入念にしっかりとBV達に手ほどきをします。
ここは彼女と切り分けがしっかりされており、
安心してリハーサルを終えることができました。
ソウルミュージックの聖地、フィラデルフィアへ
無事にBV達とリハーサルを終えて、フィラデルフィアへ。
ご存知だとは思いますが、フィラデルフィアは歴史的に
多くのソウルレジェンドを送り出したソウルミュージックのメッカ。
ミュージシャンたちのレベルはアメリカナンバーワンの呼び声も高く、
シーンには凄腕のミュージシャンたちが存在します。
街も音楽に溢れ、毎日どこかしらで音楽が聴くことができる
ベニューがたくさんあり、ミュージシャンたちが日々音を奏でます。
またUniversity of PennsylvaniaやTemple Universityなど
学生も多い活気のある街です。
到着当日はDaiさんのお誘いで、メンバーのコーリーのライブへ。
やはりミュージシャンのレベルがとにかく高い。
地元で一番流行っているイベントとのことで、ミュージシャンや
音楽ファンに溢れる満員のショーでした。
去年からNaoのアメリカのミュージックディレクターを
つとめてくれているDai Miyazakiさん。
ボストンで音楽大学を卒業後、
フィラデルフィアに住むようになってもう7年。
以前から名前はいつも聞いていましたが、
2014年ブライアン・オーウェンズと一緒にツアーをした
ショーをきっかけに、出会うことになりました。
アメリカでは彼がミュージックディレクターとして
凄腕のミュージシャンたちを集めバンドをつくってくれています。
Naoの音楽を創ってくれる、本当に頼もしい存在。
今回、忙しいミュージシャンたちの時間を十分にとるため、
Daiさんのいるフィラデルフィアでリハーサルをみっちりすることを選択しました。
実はなかなか良いリハーサルスタジオがなく
私は困っていたのですが、
さすが7年間ものあいだフィリーに住んでるDaiさん、
素晴らしいスタジオを紹介してくれました。
伝説のスタジオ”タートルレコーディングスタジオ”
このタートルレコーディングスタジオは
現地ではかなり有名なスタジオで、
フィラデルフィアの往年のアーティストたちがこぞって使っていたスタジオの一つ。
聞いた話では、今は亡きテディー・ペンダーグラスもここで
レコーディングしていたとか。
最近フィラデルフィアでは音楽業界の低迷によるレコーディング需要の減少や
コンドミニアムの開発でいわゆる昔からあるようなレコーディングスタジオは
どんどんと減ってしまっているようです。
シグマという有名なスタジオも、もうなくなってしまったとのこと。
そんななか生き残っている伝説的なこのスタジオは
入った瞬間に、ゴールドディスクが飾ってあり、
スタジオ内も素晴らしい雰囲気と、年季の入った機材たち、
歴代のアーティストたちがここで魂を込めた軌跡を
ひしひしと感じることができるパワフルなスタジオでした。
ミュージシャン、アーティスト達が心地よく音楽を奏でられる最高の空間。
思い返せばフィラデルフィアはUSTourで一番最初に訪れた街。
必然的に呼び寄せられているのかもしれません。
そんな思い入れの強いフィラデルフィアでの気合の入ったリハーサル。
バンドの要となるベーシストとドラマーを始め、半分以上は初めてのメンバー。
リハーサルの出来次第で本番当日のクオリティが大きく左右されます。
超精鋭のミュージシャンたちを紹介しましょう。
おなじみNaoのUSのミュージックディレクターをしてくれている
Daiさん(タイ・トリベット、ローリン・ヒル、ルダクリスなどなど)
コーリー(マーシャ・アンブローシス、スナーキーパピー、アリアナ・グランデなどなど)
彼はKilliam Shakespeareというバンドをもってます。
ジェイ(ジル・スコット、ミュージックソウルチャイルドなどなど)
暴れん坊なベースとは裏腹に、とってもやさしい人。
そしてトレ(フロエトリー、ジャスミン・サリバンなどなど)
バンド最年少であり16歳の時にはもうプロの現場の最前線で仕事をしていた天才ドラマー。
こんな素晴らしいメンバーと一緒に時間を過ごしました。
僕に求められること。
フィラデルフィア1日目はバンドとNaoとのリハーサル。
2日目はBVも交えた全体リハーサル。
この場でどれだけ音楽のクオリティを高められるかが
自分の一番大きな責任であり、ここに来た最大の理由です。
Nao Yoshiokaと作った楽曲達を正しくミュージシャンに理解をしてもらい、
原曲の音楽性をしっかりと残しつつ彼らの能力を最大限に引き出して
ライブとして音楽をパワーアップし、Nao Yoshiokaにとって
最高のパフォーマンスにすること。
また彼らの音やプレーの理解をして、
当日のセッティングや音作りの参考にします。
音色のチョイス、テンポ感、曲の理解など、
プレーの隅々まで感じ取り、細かく指摘をしていかなければならないのですが、
これがとても神経を使う作業です。
音楽の表現は自由ではあるのですが、
Nao Yoshiokaの音とはこうあるべきという基準を
どの現場でもどの国でもある程度統一していく必要があります。
彼女の音楽のプロデューサーとして正解を示していく作業。
キャリアがある素晴らしいミュージシャン達ですし、
初めて会う人たちもいつつ、
コミュニケーションが十分に取れていない前提で
彼らの人間性やプレーを深く理解し、
空気を十分に読みながら阿吽の呼吸で物事を進めなければいけません。
ミュージシャンでもなく、シンガーでもなく
その場で自分の表現をみせることのできない、
アジアから来た得体の知れないプロデューサーと名乗る僕が
ソウルの本場で第一線で活躍しているメンバー達に
音楽に対して意見をすること。
IT業界から音楽業界に入った過去の自分では
到底すぐにできることではありませんでした。
日本で素晴らしいキャリアのある最高のミュージシャンと仕事をすることは
ある意味、自分にとって最高の喜びであり恐怖でもありました。
アーティストやミュージシャンというのは
感覚が本当に優れており、
芸術を作り上げるために感覚を日々研ぎ澄ましている人たちです。
嘘はバレるし、自信がないことも、実力がないことも
簡単に見抜かれてしまいます。
芸術をつくる行為を下手したら邪魔してしまうかもしれない。
自然の摂理を僕が介在することで壊してしまうかもしれない。
そんな恐怖があったのです。
僕はこんな作業をここ数年やってきました。
失敗に失敗を重ねて、
コミュニケーションにおいて様々な学んできたことを
最大限に活かすことができたのです。
僕が学んだ極意。
実はとても単純で、とにかく真摯に接すること。
ビジョンを共有すること。
誰よりも音楽をよく聞き、隅々まで理解し把握しておくこと。
僕が彼らをケアし、仲間であることを一生懸命行動で見せること。
いろんなプライドや立場を忘れ、
音楽という最高の芸術を何の隔たりもなく感じ
意見を交換するためになにができるか
とにかく考えて行動すること。
よく考えてみると、ここに書いていある大半のことは
どんな人に接するときも大事なことだと気づきますよね。
コミュニケーションを重ねることにより、
どうだった?と意見さえ求めてくれるようになります。
人種、立場、言語、役割などを越えて
音楽のためにコミュニケーションが生まれる
最高の瞬間です。
こういった垣根を越えたコミュニケーションの連続が
音楽という奇跡を生むことにつながります。
Nao Yoshiokaのプレゼンテーションとして
正しい方向へと導くことができました。
リハーサル完結。
フィラデルフィアで2日間缶詰になり取り組んだリハーサル。
個人的にはもっともっと詰めて挑みたかったのですが、
アメリカツアーの過去の経緯から考えると、
最も長く濃密なリハーサルをすることができました。
映像チームもリアルな映像をこの特別な空間で捉えることができて大満足。
恐ろしいスケジュールでこの企画を実現してくれた、
プロデューサー井野さん、アシスタント谷脇さん、カメラマン印藤さんにほんとうに感謝です。
これは半分おまけですが、なんとサプライズで
フィリー出身のジャズミン・サリバンがスタジオに遊びに来てくれました。
Naoはこの日、安心と満足でショーに向けて良い時間を過ごすことができました。
フィラデルフィアからボルティモアへ
当日は12時からの出演のため、前日入り。
フィラデルフィアからCapital Jazz Festが開催されるボルティモアへ南下。
バンドより一足先に出発してまずホテルに到着。
ホテルでまず出くわしたのはEn Vougue..
目の前をささっと歩いてきました。
ホテル到着からなんだかワクワク感が止まらず
荷物を部屋に置いてすぐに会場を下見に行きました。
ついにCapital Jazz Festの会場へ
目の間に広がる巨大ステージ。
そして観客は地元のアフリカ系のオーディエンスでぱんぱん。
観客席には心地よい風が吹きます。
想像した何倍もの迫力。
僕もNaoも大好きなKINGがまずはパフォーマンス。
あっという間の20分。
そのあとはホテルのロビーで見かけた、
コッテコテの90年代音楽でEn Vogue。
みてください。この写真は屋内ステージから出て、
その後ろの芝生部分に続く、広大なスデージ。。。
僕自身、正直とても興奮しましたし、吉岡くんも満面の笑み。
会場のオーディエンスの反応は僕たちの歓喜を最大にしてくれました。
楽しみで仕方がない。
その後映像チームと一緒に入念に会場を確認して、ホテルに戻りました。
そしてついに当日が訪れます。
続きは次回に。
ちなみに本プロジェクトは映像化が決定しています!
ご興味ある方はこちらをご覧ください。
Nao Yoshioka US TOUR映像化プロジェクトの
クラウドファンディングは詳細はこちら
昨日無事にCapital Jazz Festでの公演を終えました。
今日は会場側が手配してくれていたホテルをチェックアウトし、
メリーランド州、ボルティモアの郊外にステイしています。
そしてこのブログを書き終わる頃にはDCの中心部に移動をしているかとおもいます。
本当は渡米前に、皆さんにお伝えすべきことがあったのですが、
今年は多くのアーティストを日本に受け入れることができ、
渡米直前まで来日アーティストのケアなどに追われ、
今こうしてライブを終えて皆さんに思いをお伝えしています。
まず、映像収録のために今回クラウドファンディングサービスを
利用したことについてお話をしたいと思います。
ファンの方からとても親身に今回の取り組みの真意を知りたいという
ご連絡を直接メールでも頂きました。
本当はこのサービスを利用する前にお伝えするべきだったと
痛感しております。
Nao、そして僕らのことを考え、心配してくださる方、
支えてくださるみなさまに心から感謝を表したいと思います。
それではこれから長くなりますが、
お付き合いいただければと思います。
甘い期待は実らなかった
このフェスティバルに参加すること、
僕らがそれを聴いた時には飛び上がる思いでした。
自分はこのフェスのことをもちろん知っていましたので
興奮さえしました。
周りはグラミー賞受賞者や世界クラスで活躍しているアーティストの中に
ぽつんとNaoがいること。
日本人選手がメジャーリーグのデビュー戦に登板が決まったくらいの
衝撃を僕は受けたのです。
もしかしたらメディアがNaoの活動に特集を組んでくれたり
なにかこの出来事を多くの人に伝えることができる
きっかけになるのではないだろうか?
お恥ずかしい話ですが、僕は少し期待していました。
この24年間一度も日本人シンガーが呼ばれなかった
数万人規模のフェスティバルにNaoが参加すること。
新人枠では最も演奏時間がながく、
素晴らしい待遇と評価を事前に受けていること。
これはとてもわかりやすいし、
もっともっと大きくメディアの露出やバイラルが
起こるのではないかと思ったのです。
欲を言えば、ドキュメンタリーなどを録りたい!と手を上げてくれる
メディアもいるんではないかと、勝手に期待したのです。
多くの方にこの活動、彼女の功績を伝えるチャンスだと思っていました。
自分自身普段はいかない交流会に行って、メディアの方にプレゼンしたり、
自分が持っているコンタクトには細かく連絡しました。
結果、プレスリリースへの反応は薄く、
僕達ができる範囲は大変狭く、やはり微力で僕達では力不足でした。
僕達がやっている事自体がマス向けではないですし、
マスメディアとの繋がりは僕たちはほぼ皆無なのです。
音楽のジャンルなどはさておき、彼女の世界進出に関しては、
日本の皆様には喜んで頂けることなのではないかと考えると、
世界を目指す、多くの人々に伝えることではないかと思うのです。
出演決定に関しては話題にならない。
であれば、出演後にその勇姿を見せていくしかない。
なんとか映像でその臨場感をできるだけ多くの人に伝えたい。
記録を残さなければ。。
今回はとりあげられなかっとしても、今後話題になったときのためにも
その時の映像をちゃんと残し、彼女の真の姿を多くの人に見ていただきたい。
歴史の一部分として、後の世代に伝えていきたい。
そんな思いがありました。
しかしそれを考えた時に、今回果たして
現地で撮影をすることが実現できるかどうかに頭を悩ませました。
僕がNaoと海外に渡航する際はスタッフは誰も帯同せず、
二人で渡航を強いられます。
そのためツアーマネージメント、音楽のプロデュース、交渉、
ミュージシャンとアーティストのケア、プロモーション、
その他様々な手配を現地で一人でやっています。
日本にいたら、スタッフたちがいろいろと動いてくれる。
しかしアメリカにコスト的に
当然海外に全員を連れていくわけにはいきません。
ライブ当日は本当はNaoの音楽プロデューサー、A&Rとして
ライブをしっかりと見て音作りや演出に集中したり、
アーティスト、ミュージシャンのケアだけに集中できれば
一番嬉しいのですが上記のことを全てこなして
そんな中での、映像や写真撮影という作業。
いままでアップしてきた映像の大半は、
僕が現地にカメラ機材を持込み、素人ながらもなんとか
その姿を皆さんにお届けしようと、
ライブ中に駆け回りながら、抑えてきました。
はたして今回この規模で、それはできるのだろうか。
想定外のことばかりの初の海外の巨大フェスで、
自分が全て担当することはかなり困難ではないだろうか。
でも海外でカメラマンだけ雇ったとしても、
映像の狙いや、プロデュース面などで中途半端なことができても。。
そんなことが頭をよぎっていました。
またソウルミュージックファンディングで
ファンの皆様に頼ってもいいだろうか。
みなさんは応援してくれるだろうかなどなど妄想は続きます。
そこで一番懸念したことが今回のプロジェクトを考えた時に既に大変ご協力を頂いている、
Make the Change Projectの皆さんだけに、
これ以上協力して頂くわけにはいかないという気負いがありました。
悩み続け、時間が過ぎて行きました。
そしてある日augment5 Inc.の井野さんが声をかけてくれたのです。
「山内さん、これはちゃんと映像に抑えましょう。協力させていただきます。
僕らも行きますし、海外で映像チームを編成し、ちゃんとカタチにしましょう。
実はデイビットにも少し話していて、彼らも協力してくれそうです。」
井野さんは上原にいる同世代の仲間で、海外に挑戦する同志でもあります。
彼らに映像を抑えてもらえれば、こんなに心強いことはない。
そしてMake the ChangeやDreamsのPVを撮影してくれた
デイビッドも力になってくれるということだったのです。
しかし問題は、やはり資金面でした。
今回のフェスの渡航ですが、幸いにも助成金も利用することができましたが、
海外への遠征というのは本当に苦しい状況を強いられ、投資の連続となります。
その上で、映像チームを編成しそのコストをうちでリスクを持っていくこと。
この規模のキャッシュを捻出することは残念ながら僕達のような微力なレーベルではできなかった。
この活動を広めていきながら、同時に資金を集められる方法はないだろうか。
と考えた時にそれが日本最大のクラウドファンディングサービスの利用でした。
僕達の信念は変わらない。
ソウルミュージックファンドはコアなチームを創るために行い、
それがMake the Change Project Memberへと繋がりました。
今までとは変わらず僕らSWEET SOUL RECORDSは
Make the Chang Projectメンバーの皆様、
既存のNao Yoshiokaのファンの皆様に
最大の配慮ができるように努めていく所存です。
しかしSPREAD REAL MUSIC、このブログのタイトルになっている
原点に立ち戻って考えてみたいとき
ソウルミュージックファンのためにも、この事実を広めることが大事であり、
この事実を知ることで、同じ境遇の人たちの励みになり、
より多く仲間が広がるのではないかと思うのです。
良い物を広めていくことこそが
僕達がすべきことなのではないだろうかと信じています。
彼女の活動が広まることによって、より僕達の音楽が
日本に広がり、僕らの音楽が好きな人が増えていく。
ファンが増えることによって、
どんどんとこのマーケット自体が大きくなり、
アーティストたちも世界から来日するチャンスも増える。
そして日本から世界からアーティストが羽ばたくチャンスも増える。
Make the Change Projectの概念です。
今回のクラウドファンディングですが、あえてAll In方式をとりました。
これは金額が達成しなくてもプロジェクトは遂行される方法です。
単純にに映像を皆さんにご提供するということではなく、
歴史の一部を記録にし、後世に伝えていかなければいけない。
僕にとってはその意図のほうが大きいです。
そしてこの映像を正しいタイミングで、正しく世に出していくために、
僕たちはみなさんのお力を借りて記録することにしました。
より多くのアーティストたちや世界を目指す人々が
これからできる映像によってインスパイアされ、
様々な壁を超えて、世界に羽ばたいていけるように。
映像いいの撮れてます。
次回はライブ当日の出来事を話したいと思います。
4/26にShirma Rouse、5/8にSacha Veeと
素晴らしいシンガーが続けて来日を果たし、
世界レベルの素晴らしいライブパフォーマンスが
日本は東京にて繰り広げられています。
そして今月もう1人素晴らしいシンガーが来日します。
来日公演ラッシュの最後を飾るのは
SWEET SOUL RECORDSの中で、
心地よさNo.1との呼び声も高い
アメリカのシンガーソングライターGabriel Tajeu(ガブリエル・タジュー)。
僕たちにとっては初めてとなる
TOWER RECORDSさんのバイヤーが選ぶ一押しタイトル
「タワレコメン」を獲得して、レーベルとしての
大きなステップアップをさせてくれた彼が
初めての来日を果たします。
詳しい情報はこちらですが、
まずは彼について少し紹介を。
いろいろと文章で説明する前に
ひとまず彼の音楽を聴いてみてください。
聴いて頂ければわかるようにそのスモーキーな歌声と
メロディーセンス、オーガニックな生楽器の響き。
優しいギターの響きに、心奪われますよね。
そしてドライブにも最高、僕自身車の中で
かなり頻繁に掛けたくなる楽曲の数々。
初めて彼の音楽を聴いた時、
その透明感、素直さに一気に心をとらえられました。
普段あまりフォーキーなものは聞かないのですが、
絶妙にブレンドされたおいしさとでもいいましょうか。
僕のような音楽をマニアックに聞いている人にも
響くようなおいしさをもちつつ
比較的ライトな音楽を聴いている方にもなじみやすいサウンド。
うちのレーベルは、売れる売れない関係なく、
良いものは全力で広めることを基本姿勢にしているのですが、
この作品に関しては、正直うちのレーベルでは初めて
「うちのレーベルとしても扱えるし、多くの人にリーチ出来る」
と直感的に感じたタイトルだったのです。
この絶妙なブレンドが彼の音楽のユニークさであり、
人間性であり、魅力だなと思ってますます興味を持ちました。
それから改めてプロフィールを見てみると、
「十代の頃はLuther Vandrossや
Brian McKnightといったR&B界の
レジェンドたちの作品に大きな衝撃を受ける一方で、
Ben HarperやD’Angeloといった
90〜00年代を代表するアーティストたちから
「自分にないもの」を意図的に取り入れた」と書いてあって納得です。
そんな彼のデビュー作『Finding My Way』ですが、
蓋を開けてみれば僕たちのレーベルでも
トップクラスの人気を誇る作品となり、
この頃から来日公演を待望する声もいただいておりました。
そのタイミングではまだ僕たちの力が及ばず
来日公演を実現させることが出来なかったのですが、
Nao Yoshiokaが海外へ進出をし始めた2014年、
エッセンスフェスティバルに視察のために
アメリカを訪れた僕たちのもとを
アラバマから4時間かけて、
わざわざ僕たちが滞在していたニューオリンズに
ガブリエルが訪ねてきてくれました。
写真はJAZZの発祥の地と言われる、
ニューオリンズの夜の音楽シーンを共にした時の写真。
音楽の通り、彼はとてもスマートで
素晴らしい人間性の持ち主。
正直な音楽に対しての感情、考えはこの動画でも感じることができます。
そして2016年5月、彼が最新作『Southern Skies』を引っさげて
初めての来日を果たします。
ソウル・ミュージックの世界では伝説的な存在である
FAMEスタジオでレコーディングされた本作では、
ガブリエルの魅力はさらにグッとパワーアップ。
柔らかで優しくてこれから迎える夏を
前にぜひ1枚持っておきたい作品に仕上がっています。
そんな最新作を片手に行う来日公演は5/23、
会場はShirma Rouseが公演を行ったばかりの
渋谷HangOut HangOverにて。
アメリカで僕たちを暖かく迎え入れてくれた、
ガブリエル・タジューの来日を、
今度はNao Yoshiokaがホストとなってお返しです。
ステージは小林岳五郎さんと豊田稔さんの挟み込み。
SWEET SOULは今までいろんなアーティストの
来日をサポートしてきましたが、
アメリカンカルチャー漂う、HangOut HangOverで
おいしいビールでも片手に彼の音楽を
存分にお楽しみください。
会場でお会いできることを楽しみにしております。
ご予約はこちらから
音楽にインスパイアされた瞬間、
皆さんは最近ありましたか?
4月からSWEET SOUL RECORDSはアーティスト来日ラッシュ。
僕達のように音楽の志事をする人間が
最もインスパイアされる瞬間というのは、
アーティストとかなり近い距離で接して
彼らの才能を目の前にし、その場でクリエイトされる
奇跡に立ち会う瞬間なのです。
まさに先日、リハーサルを終えて最高の瞬間に立ち会うことができました。
SWEET SOUL RECORDSが2年という月日を費やし、
交渉に交渉を重ねて、やっとリリースをすることができたアーティスト。
それが今回来日中のSacha Vee。
本国での彼女のリリースは2009年。
当時、設立して間もない僕たちは実績もブランド力も乏しく
発掘には力を入れていたものの、
なかなか彼女を口説き落とせない状況が続きました。
そしてこまめにメールを送り、コンタクトをとり
2012年ようやく僕たちはリリースにこぎつけました。
ニュージーランドはたった400万人という人口とのことなのですが、
音楽がとても盛んで、シーンもバンドでの演奏が大半とのこと。
彼女のアルバムは素晴らしい演奏家に支えられ、
出来上がっていることも納得なのです。
Sachaは16歳という年齢で
国内の大規模フェスティバルの、ベストボーカリストを受賞。
EPリリース後はオランダにてキャリアを積み、
数々のフェスティバル、TV出演などを経て現在に至ります。
デビュー当時は、ニュージーランドのテレビ局や
国内でツアーを行い、話題に。
僕が彼女と、直接会ったのはNaoのツアーでオランダに出向いたとき、
ロッテルダムのバードという音楽ベニューで
SWEET SOUL RECORDSのアーティストたちが集まった際に
彼女もアムステルダムから駆けつけてくれました。
ジャムセッションは終わりかけだったので、
みんなが片付け始めたのですが、
彼女はせっかくだからといって、
僕たちのために一人でキーボードに向かい、
1曲披露してくれたのです。
ローズと絡む彼女の深みのある歌声、
そして表現力、言葉のチョイス。
ご存知だとは思いますが、
NaoのMake the Change、The Light、Awakeの歌詞は
彼女が書いています。
一度聴いたら絶対に忘れられない歌声。
洗練されたスタイル。
僕たちが2年も待ってなんとかリリースしたかった理由は、
彼女の歌声、楽曲を聴いていただければ
納得いただけるでしょう。
洋楽というのはハードルがたかいものですよね。
言葉がわからないから、きっと行ってもわからないとか
普段聞き慣れていないものだからとか
いろいろあると思うんですが、
会場に来て、そこから出ている音を体で感じてみてください。
音楽は、全て余計なものを取り除いて、
音を楽しむもの
ライブは音を聞くだけではなく、体で音を感じる特別な場です。
ニュージーランドから遥々東京へ。
世界から日本に素晴らしい音楽を提供するため
僕たちは彼女の公演を開催します。
最高のライブを皆さんと作れるよう準備を重ね、お待ちしております。
ついに明日!5/8は是非、代々木上原にお越しください。
予約はこちらから
ロンドン渡航の前はインフルエンザにかかり、
渡航まで直前まで危うかったのですが、
なんとか現地で成果を残し帰ってくることができました。
そしてアルバムの制作を続けつつ、シャーマの来日、講演と
時間があっという間に過ぎ去っていきます。
でもそんな毎日の中どうしてもこの思いはお伝えしたく
こうしてブログを書くことにしました。
今日ブログを書いたのは、明日に控えるボーカルワークショップのため。
もう既に、ほぼ満席状態ではあるのですが、
既にいらっしゃる方も、ご検討中の方も、
ぜひこのワークショップでみなさんに知っておいて
頂きたいことをここに記載しようと思います。
過去の記事、ぜひご覧ください。
SWEET SOUL ACADEMYと名付けたのは2014年。
第一回目の開催時です。
http://www.spreadrealmusic.com/column/workshopmission/
第2回目の様子。下記はブログです。
SWEET SOULの母体会社が運営するクリエイティブなスタジオ空間で
ワークショップを行います。
http://www.spreadrealmusic.com/column/shirma-rouse/
今回の詳しい内容はこちらでご覧ください。
http://ssa20160430.peatix.com/
今回注目してほしい点はズバリ
インプロビゼーション
日本語では即興と訳されるようですが、
自分の感じるままに伝えたいこと、表現したいことを
その場で自由に歌にしていく。
楽器でも歌でもそうですが、みなさんが感じたこと思ったことを
その場でカタチにしていく作業、なかなか難しいですよね?
Shirmaは僕が世界で見てきたアーティストの中で
間違いなくトップクラスのインプロヴァイザー。
英語など言語もそうなんですが、デキる人に習うのが一番。
やってるのを見せてもらうのが一番。
そしてオランダの高い水準で教育をうけたShirmaには
教えるスキルもあります。
当日はテクニカルなこともいろいろやるとは思うのですが、
テクニック面はもちろん僕がなにより皆さんに体感して欲しいのは
オランダという音楽教育の最前線を行く国で
活躍する本物のアーティスト、
Shirma Rouseのメンタリティを体感し欲しいのです。
彼女自身がソウルシンガーと名乗る理由に
みなさんは納得するでしょう。
そしてソウルとはなにか、きっと彼女の人間性を通して、
理解をして頂けるのではと思います。
内容はボーカリストをされている方、
目指している方、レベルに関係なく
学びは必ずあると思います。
Nao Yoshiokaは実際、Shirmaに何度もアドバイスを受け、
彼女の成長をブーストさせていることも事実です。
当日は彼女も駆けつけます。
そして自分も司会進行をつとめめさせていただきます。
百聞は一見にしかず。その目でその体で、
当日は吸収できるものを全力でもぎ取って欲しいと思います。
SWEET SOUL RECORDSは設立の2009年から日本のボーカリストの可能性を引き出すため
SOUL OVER THE RACEやSOUL LIGHTSといった作品を出してきました。
皆さんの可能性、才能を思う存分に伸ばして、
ぜひ僕達にその片鱗を当日見せてください!
現在オランダでは出演依頼がひっきりなしに続く、
スーパースターのShirma Rouse。
来日に合わせた滅多に無い機会、是非奮ってお越しください。
ご予約はこちら
なかなか主催側が公開時期をおしえてくれなくて、
一昨日のよる突然の公開となり、今日皆さんにこうしてご報告となります。
Nao Yoshioka、ワシントンDCで開催される20000人規模の
ジャズ・ソウルミュージックの大型フェスティバル、
Capital Jazz Fest 2016への出演が決定しました!
Catch a Rising Startという、新人枠ではあるのですが、
ステージは他のメインアクトと同様に堂々の20,000人収容ステージです。
自分が騒いでる理由は、単に海外のフェスに出演できる!ということもあるのですが、
タレントラインナップ。。。 グラミーショーだらけですよ。
アイズレー・ブラザーズ、レイラ・ハサウェイ、
マーカス・ミラー、エリック・ロバーソン
自分が学生時代から聞いているアーティストたちと
肩を並べて同じステージでレーベル所属の日本人のアーティストが出演するということ。
先日のループライブに、”新しい章の始まり”とタイトルをつけたのも、
このフェスが少なからず影響しています。
タレントラインナップご覧ください!
Will Downing, Brian Culbertson, Lalah Hathaway, The Isley Brothers, Marcus Miller, Fourplay,
Toni Braxton, Raul Midón, Jazzing Up The Elements, Take 6, David Sanborn, Al B. Sure
Pieces of a Dream, Mike Phillips, The Brand New Heavies, SWV, Eric Roberson, Jarrod Lawson
Kenny Lattimore, Tamia, Original Stone City Band, Blackstreet, New Edition, En Vogue, KING
Conya Doss, Frank McComb, David Morin
会場、、こんなんですよ!
気になるこの出演の経緯なんですが、
最初のコンタクトはSWEET SOUL RECORDSの
ウェブサイトの問合せフォームから、
突然フェスティバルのプロデューサーから連絡がきました。
「2016年開催のCapital JazzにMs.Yoshiokaの出演の可能性について
彼女のブッキング担当と話したいのでつないでください。」
そして言われたのは、近々USでショーがあるかどうかということ。
この連絡が来た頃、僕たちは丁度USのツアーに来ていて、
ワシントンDCにいたので、近く公演をやるからショーを見に来てくれと伝えました。
またなにがオファーのきっかけだったのか聞くと、
彼の友人の推薦という答えが帰ってきました。
その後、アメリカの音楽界の友人にヒアリングを行い、
問い合わせをしてきたフェスティバルプロデューサーはどんなと人かと調べると、
以下のことがわかりました。
- ショーへの出演はそのプロデューサーが自分の目で見て決定する。
- かなり変わった人で、こだわりが強く音楽にとてもうるさい人である。
これを聞いて、フェスの開催地となるワシントンDCで幸運にもショーがあったため、
なんとしてでもショーを見てもらわなければ!と意気込んでいました。
ワシントンDCのショーはホセ・ジェームスの前座を務めた、
多くの著名アーティスト達が今も集う、伝説のベニュー、バーチミアー。
この話があって、僕たちはショーの前後はいつ彼があらわれるかドキドキしていました。
しかし待てど暮らせど一向に現れず、、、
その日は結局何の音沙汰もなく、ベニューを離れることとなります。
少々がっかりしながら、最終地点のバルティモアでのライブを終えたのですが、
実はその会場にフェスティバルプロデューサーにまさに
推薦をしてくれた友人がわざわざNaoのライブを見るために
ライブに来てくれたのです。
Naoを知ったきっかけは、WHURというワシントンDCにある
アメリカ最大のアーバンミュージックラジオステーションで
Make the Changeがヘビーローテーションされているのを聞いて、
衝撃を受けたらしく、旅行までキャンセルして
わざわざライブに来てくださったそうです。
この時は、本当に嬉しかった。。
綿密にプランを実行し、The LightをUSのレーベルから発売した結果、
音楽のプロフェッショナルである、ラジオのDJや関係者にも
しっかりと届いたことを証明するものだったからです。
そしてサプライズが一個あったのが、
そのフェスティバルのプロデューサーは確かに
Nao Yoshiokaのショーがあったバーチミアに当日いたとのこと。
なんとその友人と来ていたそうです。
噂を聞いていた通り、曲者。。
声もかけずに帰ってしまったのです。
日本帰国後、僕は真っ先に彼にメールを打ちました。
「ボルティモアであなたの友人から、ショーに来ていたとお伺いしました。
出演の件、話を進められますか?」
とシンプルなメールだったのですが、なんと
「正式なオファーをしたいから渡航人数など正確な情報を教えてください。」
と返信がたった10分後にきたのです。
いままでなんども渡米をし挑戦し、積み上げてきたものが
報われたような感覚になりました。
初めてツアーをした時、この映像を撮りながら感じたことは
間違いなかったなと確信できたのです。
その頃のブログはこちら:http://www.spreadrealmusic.com/column/ustour2013-1/
あまり大口を叩くのは好きではないのですが、
今日は言わせてください。。
SOULTRACKSの受賞に続き、確かな実績を残し、
世界における日本人の音楽の歴史を変えようとしているのです
もうこう言っても過言ではないのではないでしょうか?
野球で言えば、なんども優勝経験のあるトッププレーヤーたちが集まる、
オールスターゲームに新人枠でわざわざ日本人選手が
選出されたようなものだとおもいませんか?
いままでJazzのプレーヤーで言えば、上原ひろみさんや、ケイコ・マツイさんなど
フェスへの出演実績は見つけられるのですが、
ソウルシンガーとしては日本初の大型Jazz系フェスへの出演です。
この事実はもっともっと大きく取り上げられ、
リアルミュージックを目指す方、音楽を愛する日本の方、
世界を目指すあらゆる日本の皆さまに
広めなければいけないことだと考えています。
この実績は僕たちレーベル・マネージメント、
そしてMake the Change Projectに参加してくださっている皆さま
日頃Nao Yoshiokaを応援してくださる皆さんで勝ち取った大切な勲章です。
もっともっと多くの人にこの事実を広めなければいけないと思っています。
ぜひぜひ、シェアのご協力をお願いします!
最後に、このフェスは6月の前半に行われるのですが、
このライブを経て、日本に凱旋しビルボードライブにて東京、大阪と公演を行います。
詳しくは→http://www.sweetsoulrecords.com/news/2016/03/nao_billboardlive2016/
4月はイギリス、6月はアメリカで20,000人のフェスでまたまた成長した
Nao Yoshiokaをぜひご覧ください!
それでは今日も、SPREAD REAL MUSIC
かなり遅い年始のご挨拶になってしまいましたが、
改めて今年もよろしくお願い致します。
毎年年始はちょっとエンジンがかかるのが遅く、
ブログも書き貯めつつも公開がこのタイミングになってしましました。
ただしすでに2016年はみなさんがあっと驚くようなプロジェクトを
企画から実行に移し、アクションを重ねています。
そして、SWEET SOUL RECORDSは史上最高のメンバーが集って
3月から新しい期を迎えようとしています。
冒頭のビジュアルは正月に公開させていただいたものなのですが
特別な思いをこめてつくりました。
2016年からSWEET SOUL RECORDSはニューフェーズへ。
2015年はNao YoshiokaのSoul Tracks最優秀新人賞の受賞に加え、
8人以上ものSWEET SOUL RECORDSのアーティストがノミネートされました。
扱う音楽の基準は常に世界基準。
7年近くの積み重ねもあり、世界での認知度がさらに増し、
強力なインデペンデントのアーティストから
メジャーのアーティストまで問い合わせが増えきています。
「世界から日本へ、そして日本から世界へ」
この構想は着々と現実になり、
ソウルミュージックで様々な垣根がなくなり
人と人がで繋がってきています。
なのでその進化を表現するために、新たにビジュアルをつくりました。
ロゴも少し地球儀部分をリアルにしています。
またモチーフはユニバース。世界の次は宇宙。
無限大の可能性を秘めているところから
ドラゴンさんにデザインをして頂きました。
SWEET SOUL RECORDSのセカンドフェーズ。
音楽の世界における新しいビジョンと
進化し続ける世界の最先端のソウルと共に、
国境を越えて成長を続けています。
世界が繋がったその先に広がる無限の可能性を感じつつ
僕たちは変わらず、良い音楽を広めていこうと思います。
そしてリアルミュージックのユートピアを完成させていこうと思います。
より良い音楽の世界でアーティストやミュージシャンたちが
最高の音楽を作れるプラットフォームを目指します。
ぜひ皆さんとご一緒できれば嬉しいです。
さて話は変わりますが、日曜日はFm yokohamaさんの番組に
出演の機会をいただきました。
出演のご依頼のきっかけは、DJのKANA(ケーナ)さんが
店頭でCDを購入してくださったのちに、
レーベルが気になって僕のブログまでたどり着きチェックをしてくださったそうです。
番組中はレーベルの設立経緯から僕達のこだわり、
僕らがどうやって音楽を出会って、セレクトしているかなど
普段皆さんにお話する機会がないようなことを
KANAさんが存分に引き出してくださいました。
レーベルオーナーとしてはとても光栄な瞬間だったのと
ラジオを通して多くの皆さんにSWEET SOUL RECORDSの
活動を知っていただけることは本当に嬉しい機会でした。
このブログでレーベルのリアルな部分をみなさんにお伝えすることで
少しでも音楽の世界の裏側も知っていただけるととても嬉しいです。
このラジオ出演は今年の僕たちの姿勢を助長してくれるような気がしました。
やはり自ら常に発信をして、能動的に動いて
どんどん良いものを広めないといけない。
そんな風に再度心に刻みました。
良い物を広めていかないことは罪である。
だから今年もSPREAD REAL MUSIC.
次回は1月に行われたNaoの福岡のコンベンションライブについて綴ります。
遂に年の瀬。みなさんはいかがお過ごしですか?
私は山にこもって黙々と企画仕事を続けております笑
今年もたくさんの出来事がありましたが、
やはり最後はポジティブに写真で振り返りたいと思います!
※ちょこっとパーソナルな御礼も入れさせていただきましたので、うちわですみません。
相変わらずなが~いですが、最後にはすこしまとめを。
January
SWEET SOUL RECORDS5周年につき、EVO SOUL発売!
ブライアン・オーウェンズ単独ライブ、ブルーノート東京を皮切りに東名阪ツアーに成功
Naoのニューイヤーライブにて、Hiroさんを中心とした最高のバンドと出会う
February
NHKホールにて、Coming NextにNaoが出演
のぶくんと新プロジェクトを成功!
彼にいつも支えられています。頭脳明晰。最高です。
March
ライフサウンド7周年
Tess Henleyに直接会って、いろいろ話を聞く!
April
Rising発売
ニューヨークのB.B. KingにてNaoのThe Lightのリリースパーティ。Mike Harrisの素晴らしい支援で実現しました。
アメリカの音楽学校にて初レクチャー
May
念願のGreenroomフェスにNaoが出演!
June
ブルーノート東京完売!フィラデルフィアからバンドを招聘!MD、Daiさん最高です。
君野くんが弟分としてライフサウンドに参加
※写真は本人許可が出たら掲載いたします! ブログを読んでくれて、IT系でばりばりだったにもかかわらず、うちに飛び込んできてくれました。
はるかちゃんが新卒としてStudio Terranovaに参加
※写真は本人許可が出たら掲載いたします! 真摯に笑顔でいつも一生懸命なそんな彼女です。
July
アメリカネオソウルの名門レーベルPurpose Music Group からNao Yoshioka 1st album The Lightの全米リリース
コットンクラブにてFrank Mccombと再会し素敵な約束をする
Join Aliveに参加。北海道のたくさんの皆様に囲まれる!
August
サマーソニックNao出演!
そしてD’angeloのライブを初めて見る!
アメリカが誇る、最高峰のベーシストNathan EastとNaoが共演!
September
Blue Note New York 単独公演
伝説のベニューBirchmereにてJose Jamseのオープニングアクト
October
Into the Lightをリリース
SWEET SOUL RECORDS西井君がセレクトした、Gabriel Garzón-Montanoがタワレコメンを獲得!
スタッフのみんなの献身的な努力でStudio Terranovaが月間最高利用回数を達成!
November
小池氏がライフサウンドに参画!
もうお付き合いは6年ほど。最強のメンバーが参画です。ライフサウンドはもっともっとよくなりますよ!
岩崎くんがSWEET SOUL RECORDSに入社!
元タワレコスタッフできめ細かい丁寧な仕事っぷりに、いつも関心です。
工藤さんがStudio Terranovaに参加!
なんと出会いは澤田かおりのライブで君野君が物販に出向いて、そこで出会ったのがきっかけ。
Debra Debsが来日
ツアー合計13箇所12都市を制覇!
澤田かおりついにメジャーデビューアルバムリリース
December
Soulfingerプロジェクトを皮切りに、SWEET SOUL RECORDSの新しいフェーズが始まる
SOULTRACKSにてNaoがNew Artist of the Yearを受賞
来年の最も大きな話題になるような出来事が決定する!
ということで、振り返りをしました。
ポジティブに振り返った2015年、決して楽しいことばかりではなかったけど、
こうしてブログを書いて、みなさんに報告をしていると
自分が受け入れた犠牲に対して、成し得たことは大きかったと確信することができました。
影があるから光を強く感じると思うのです。
多くの出会いと、多くの旅立ちがあるそんな1年でした。
たくさんの人に出会い、支えられてきて自分がいるんだなと感じます。
自分がピンチの時に手を差し伸べてくれた人々に、
心から感謝したいと思います。
そしてその人への恩返しを必ずしたいと思います。
また旅だった人たちにもかわらぬ感謝を続け、
その人達が未来に誇れるような実績をいつまで作っていくことを心に誓いました。
2015はこのブログを読んでくださる方もとても増えて、
会場でも多くの人にお声がけを頂くことができました。
いつもご愛読ありがとうございます。
来年もいろいろと、僕達のシーンづくりの裏側を
じっくりとご覧いただけるよう、思いを込めてこのブログを認めてまいります。
是非今後もご愛読をよろしくお願いいたします。
最後に、私的2015 best shotはこれ。NaoのMV(DreamsやMake the Change)を撮っている左から二番目のDavidの彼女のRashaが撮影してくれた写真です。
ブルーノートニューヨーク前にて、裏方のメンバーで集まり、写真をパシャり。
日本でA&R、音楽プロデューサーの経験をなんとか経て、
海外の最前線で活躍するミュージシャン、クリエイター、エンジニアたちと
肩を並べて仕事ができること。
Naoにとっての夢だけではなく、僕も自分が想像していたカタチに近づいています。
年代、人種、場所など全ての垣根を超えて、音楽が繋がった瞬間。
音楽で繋がる僕らの新しい価値観をもっと広めたい。
そんな気持ちでいっぱいです。
2016年は今年よりも大きい成果が、すでに待っています。
Nao Yoshiokaが世界に旋風を巻き起こす日はきっと近い。
SWEET SOUL RECORDSは新しいフェーズを迎え、
僕らライフサウンドは新しい中長期の目標と、新しい体制のもと、
いいモノを広めていく活動を絶やさず続けていきます。
2016年も変わらず、
SPRREAD REAL MUSIC
今年のブログ記事の一覧を用意しました。もしよければご覧ください。
[SOULTRACKS 受賞関連]
NAO YOSHIOKAが米国NO.1のソウルメディアにて最優秀新人賞でノミネート
日本人初の快挙。NAO YOSHIOKA米国ソウル専門サイトにて最優秀新人賞獲得!
投票開始!私達の結束で、NAO YOSHIOKAを米国最大手ソウルメディアの2015最優秀新人賞へ!!
[RISING プロデューサーズライナーノーツ]
THE JOURNEY OF RISING 〜アルバムの7つの隠れたストーリー〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.1 僕にとってのアルバム制作の真意
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.2 THE LIGHTから INTO THE LIGHTへ
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.3 アメリカでの悪夢
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.4 アメリカでの悪夢その2
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.5 チャンスに導かれるという発想
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.6 責任を取るということ 東京での徹夜の日々
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.7 夢の序章は完結する
[特別コラム]
10年の時を経て FRANK MCCOMBとの再会で気づいたこと
INTO THE LIGHT -INTRODUCING NAO YOSHIOKA- AUGMENT5 INC.との取り組み
RISING RELEASE PARTY、そしてBLUE NOTE TOKYO初の単独公演完売の裏側
[SWEET SOUL RECORDSからのお知らせ]
尖り続けよう。ソウルも現在進行形。EVOLVIN’ SOUL PHASE1発売!
世界に挑戦する音楽レーベルSWEET SOUL RECORDSのデザイナー募集
LIFESOUND, INC.は7周年を迎えました。
[The Light USリリースパーティ]
NAO YOSHIOKA 1ST ALBUM THE LIGHTの全米リリースのご報告
確かな手応え。THE LIGHT NYC RELEASE PARTYの旅 第1話
確かな手応え。THE LIGHT NYC RELEASE PARTYの旅 第2話
12月7日。待ちに待った発表の日。
日本時間では12月8日10時にオンラインラジオから
朗報が入りました。
New Artist of the Year Nao Yoshiokaが獲得。
前回ご投票のお願いブログを書いた後、
その反響は大変大きく、みなさんが協力して下さったことは明らかで、
SNSでのみなさんの反応、数々の激励のパーソナルメッセージを見て
大きな手応えを感じていました。
そして、その手応えは本物でした。
この受賞は僕達のプロジェクトに賛同する多くの方に
投票をいただき実現したものです。
決して僕達だけでは成し得ることはなかったのです。
みなさんと一緒に勝ち取った大きな賞と言えます。
SOULTRACKSというサイト、
みなさんあまり聞いたことがなかったかもしれないのですが、
2003年から続いている、アメリカのソウルミュージック専門の最大手のメディアです。
主に、インデペンデントのアーティストを応援する、
ゴシップが溢れるメディアとは一線を画す、由緒正しいメディアです。
僕は大学生から見ているウェブサイトで、アメリカのみならず、
世界のソウルファンたちが、こぞって見にくるサイトなのです。
今回、おそらく多くの日本の方がこのサイトに
初めてアクセスをしてくださっていると思うのですが、
2010年、僕たちは彼らに初のコンタクトを試みました。
この記事です:http://www.soultracks.com/review-soul-over-the-race-i
SOUL OVER THE RACE VOL.1というSWEET SOUL RECORDSの
全国流通の第一弾であり、社運をかけたプロジェクトでした。
”SOUL OVER THE RACE = 魂の音楽は人種を越える”
というタイトルで、初めて日本に流通したのち、
CD BABYという海外の音楽ECサイトを通して、米国でも販売し、
若手の才能あふれる日本人シンガーたちと世界を夢見ました。
その反響はUKにも渡り、ジョセリン・ブラウン本人からも
称賛の声をもらえるなど、可能性を感じた作品となったのです。
それから、5年という月日をかけて、様々なプロジェクトを経て
今ここに立っています。
Nao Yoshiokaとの出会いもこういった積み重ねによって生まれ、
ソウルのカヴァー曲のコンピレーションのプロジェクトに始まった黎明期から、
自分たちでオリジナルソングを制作し、アーティストマネジメントまで
僕たちはなんとか存続しながら、進化し続けてきました。
だからこそ5年以上の時間を経ての受賞の喜びは特別なものです。
この賞はNao YoshiokaやSWEET SOULが関わってきた
すべてのアーティストとファンの皆さまと獲得した、
大切な大切な賞なのです。
多くの日本の音楽家にとって、
今までもレコード大賞や紅白出場などをはじめ
商業的な様々なゴールがあったと思うのですが、
誰も成し遂げていないことをみなさんと成し遂げたことの
価値は本当に大きいと思っています。
今までそんなことは無理だと思っていた
多くのアーティストの皆さんが
「私にも可能性があるかも?」
と思ってくだされば、嬉しい限りです。
日本人初受賞。
ソウルミュージックは、世界に轟き、
人種を超えて、時代を超えて、進化を遂げて、
発祥地であるアメリカに逆輸入されたのです。
音楽の力はどんな垣根も超えてくれると体感しました。
僕たちはこの一貫の活動を
Make the Change Project
と名付け、取り組んでいます。
このプロジェクトに賛同して下さった、多くの方がいます。
改めて、お礼をさせてください。
まずご投票いただいた、すべての方に心からお礼申し上げます。
そしてMake the Change Projectのメンバーの皆さま、
SOUL MUSIC FUNDINGから今年の新しいメンバーシップまで
僕たちを信じ、常に応援をしてくださる皆さまの
お気持ちあふれるご支援、感謝しきれません。
本当にありがとうございます。
ご支援を大切に使わせていただき、
とてもいい形で成果をお届けできることができて、
本当に嬉しい限りです。
厳しい音楽の市況ですが僕たちレーベルという組織が、
継続して存在し、このプロジェクトが遂に国境を超えて成果が明確に見えるレベルに
なったことを励みに、これからもブレることなく
真面目に初心を忘れずに挑戦を続けたいと思います。
2016年、すでにみなさんにお伝えできるまた違う形の成果が
このタイミングで少しずつですが、手応えを感じ始めています。
楽しみにしていてください。
もっともっと、遠くまでいけることを確信しています!
ぜひ僕らの活動に共感していただけた方、
少しでも多くの方に、このプロジェクトのシェアのご協力をお願いいたします。
より多くの方に、音楽の力の素晴らしさ、
世界というアーティストへの新しい希望があることを知っていただけると嬉しいです。
SPREAD REAL MUSIC
7話にわたって書き続けたブログもこれで最終話。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
THE JOURNEY OF RISING 〜アルバムの7つの隠れたストーリー〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.1 〜僕にとってのアルバム制作の真意〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.2 〜THE LIGHTから INTO THE LIGHTへ〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.3 〜アメリカでの悪夢〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.4 〜アメリカでの悪夢2〜
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.5 〜チャンスに導かれるという発想
「RISING」プロデューサーズライナーノーツVOL.6 〜 責任を取るということ 東京での徹夜の日々〜
Risingのアルバムプロジェクト企画開始から約2年。
そして今日がアルバムツアーの東京ファイナルです。
Rising Japan Tour 2015 -Living Our Dreams-
アルバム制作、ツアーを通しての僕らの軌跡、
楽しんでいただけたでしょうか。
タイトルに書いた、「夢の序章は完結する」という言葉
これはNao Yoshiokaだけではなく、
僕自身やNaoを応援してくださるみなさんに
とっても同じではないでしょうか。
大阪出身の少女が日本でメジャーデビューをし、
アメリカで全米デビューをすること。
ブルーノートニューヨークで公演を実現させたこと、
アメリカのメディアで賞にノミネートされたこと。
みなさんにまだお伝えしていないことでも
素晴らしい未来が私たち達を待っています。
夢の様な出来事が僕らの目の前で起こっています。
もう時間の問題だと、思っています。
序章にすぎないのです。
Nao Yoshiokaはみなさんが見たこともない光景と共に
未来を切り開いていくでしょう。
このアルバムを通して、彼女は期待通り成長しました。
またツアー中、彼女は見違えるほどたくましく、
バンドやスタッフに支えられつつも、
常にポジティブに周りに働きかけていました。
今年の11月13日でデビュー2周年を迎えた今、
予言をしていたとおりに
前向きに音楽を通してメッセージを伝えられる
アーティストとして、成長を遂げました。
彼女の活躍は日本の新しい音楽のスタンダードを作ることに繋がります。
後に続くアーティストたちの希望になるでしょう。
またこのプロジェクトが日本の良心とも言えるメジャーレーベル
Yamaha Music Communicationsさんからリリースされたことを
心から誇りに思います。そして感謝したいと思います。
まだまだ恩返しはできていませんが、
彼女は僕らの予想を遥かに超えた成果をこれからも
残してくれると確信しています。
夢に素直に生きること。
なかなかできることではありません。
夢を追うということは、一筋縄ではいきません
僕はこのプロジェクトを実行するにあたって、
得るものもありましたが、失うものも多くありました。
穏やかじゃない瞬間もありました。
かけがえの無いものを失いました。
選ぶことは同時に捨てることなのです。
自分は導かれ、それを受け入れました。
その進化の過程ではもろく、弱くなる時もありました。
今日、アルバムの集大成であるツアーファイナルを迎えて
今までの出来事がすべて必然であり、
自分は正しい道を選んだのだと心からいえます。
困難は絶えずこれからもあるでしょう。
その困難は栄光の種になると確信しています。
普段、夢という言葉をあまり使いません。
なんだかふわっとしているイメージがあるからです。
でも夢を持つことや見ることは大事だし
夢をみなさんと恥ずかしがらずにシェアをすることは
現代を生きる人々に必要なことだと思います。
だからたまには言わせてください。
僕には夢がある。
もっともっと壮大なビジョンがあります。
ぼくの夢も序章に過ぎません。
才能溢れる素晴らしいアーティストが自由に表現をし、
最高のものを創るための環境、生態系を創ること。
多くのアーティストが才能を最大限に発揮できれば、
より深い感動をみなさんにお届けできることでしょう。
この夢はアーティストだけ、そして僕らだけでは叶えられないのです。
もっと多くの方に夢をシェアし、皆さんと一緒に夢を叶えていく。
だから僕はこれからも
この活動を続けていきたいと思います。
アルバムを通して、多くの人と出会い、
学び、数えきれない程の奇跡を目の前にすることができました。
今日はその集大成をステージからお届けできればとおもいます。
それでは今日会場でお会いしましょう。
SPREAD REAL MUSIC
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