尖り続けよう。ソウルも現在進行形。EVOLVIN’ SOUL PHASE1発売!

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若干ご挨拶が遅れてしまいましたが、
新年明けまして、おめでとうございます。

いつもブログを読んでくださる方、SWEET SOUL RECORDSを
応援してくださる方、昨年も本当に有難うございました。
年末は様々なドラマがあり、なかなか皆さんに
正しい気持ちで物事をお伝えすることが難しく、
今のお礼のタイミングになってしまいました。

改めて、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

さて今日は私が監修し、先日発売されたSWEET SOUL RECORDSの
新コンピレーションシリーズのお話をします。
その名もEVOLVIN’ SOUL PHASE 1

全国の音楽店舗さんや、ツイッター上ですでに多くの反響を頂き
とても嬉しい限りです。また今日このブログをリリース後には
知る人ぞ知る、大西貴文さんのTHE NITEにてラジオ出演し、
このアルバムについて語らせていただく予定です。

ずばりコンセプトは「進化」「現在進行形」

過去でもなく、未来でもなく。
現在に生き、様々なものを昇華し融合しながら
進化を続ける状態。
古き良きに学びながらも常に進化し続ける
アーティストたちの吐息を切り取り、
CDというかたちにさせていただきました。

そして隠れたメッセージがあります。

過去ではなく、今を見て欲しい。
今僕らが進化する音楽を見守ってほしい。

このコンピレーションを作ることになったきっかけは、
去年の3月にSWEET SOUL RECORDSが5周年を迎え、
ふと一般社団法人日本レコード協会のデータを
まじまじと読み解いていた時に遡ります。

音楽を購買しない理由

「過去のもので、充分いいものがある」

そもそもレコード協会の出すデータが
僕たちのような小さいレーベルにインパクトが
どれだけあるのか疑問は残りますが、
この事象・理由をみて、非常に感情的ではありますが、
そんなことない!いい音楽はあるし!
進化しているんだ!!!という思いが
抑えきれなくなったのです。

そんな経緯を経て、レーベル5周年ということもありまして、
“セールス”とかそういうのを考えずにつくっています笑。
(という話は今に始まったことではないのですが)

通好みの作品はセールス難しくて、なかなか売れませんと
よく言われることがありまして、
このアルバムに入ってるものは、
比較的挑戦していたり、尖っているものを中心に
コンパイルした作品です。
尖って、尖って攻め続けていきたい。
そんな気持ち満載です。

WORLD SOUL VS EVO SOUL

SWEET SOUL RECORDSは基本的には
生音を中心にオーガニックサウンドをコンセプトにしています。
心地よさ抜群のソウルミュージック。
それを大いにわかっていただけるのが、
SWEET SOUL RECORDSの人気コンピシリーズ

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WORLD SOUL COLLECTIVE。

毎年1枚のペースでだしています。今のところVOL.3が最新です。
このコンピは聴きやすさや爽やかさを感じる、
人気曲をコンパイルしたものです。
ドライブや雑貨屋さん、カフェでかけて
心地よさを空間に施すことをイメージしています。

今回のコンピEVOLVIN’ SOULはWORLD SOUL COLLECTIVEに比べて、
音的には打ち込みと生を融合させたような作品や
コード進行的にもより難解な作品が多く、
実験的かつ先進的な作品を目指しました。
クールなテイストに強いビート。
よりR&BやHIPHOP、NEO SOULといったジャンルが中心に融合し、
のりとしては、「クールに上がる」という言葉が相応しいかもしれません。

 

こんな聴き方はいかがでしょうか

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個人的な思いとしては、自分の意思を強く持ち、それをエナジー全開で物事を
進めていきたいときに爆音で聴きたいコンピとして作りました。
進化して突き進む強いビートのごとく、一歩一歩コンスタントに
自らの使命を果たしていく。

流行りのダンスミュージックのようにぶち上がって、
騒ぎまくるわけでもなく、癒し系を聞いてリラックマを抱き
にこにこしながら浮かれるわけでもなく。

写真みたいな路地をちょっと渋い顔をして、
体で少しリズムをとってあるきながら
一つ一つの音を、歌詞を、体で感じ取る。

ひたむきにやるべきことに徹しながらも野心を温め、
情熱は持ちつつもクールにアプローチする。
意味不明かもしれませんが、使命を果たすために
気合いを入れるためのコンピレーション。

軽い押し付けですが、そんな面持ちで聞いてみてください。

EVO SOULに秘める想い
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SWEET SOUL RECORDSでは進化し続けるソウルミュージックを
常に世に広めるべく、活動をしています。

よく「コテコテのソウルも!」「復刻版だしてくれ!」
みたいなご要望も頂くのですが、
手を出さない理由は明確です。

ソウルと聞けば、大抵皆さんが想像する年代は60年〜70年代。
黒人たちの作った伝説的な音楽のサウンド、歴史を思い浮かべます。

最高の音楽の歴史。黄金期。そんな風に言われています。
ソウルミュージックを定義するような時代だということは
間違いありません。

近年はNEO SOULという言葉もよくレーベルでは使われていたのですが、
最近リリースした、D’angeloやEryckah Baduが活躍した時代も
もう20年前。

しかし僕にとってソウルミュージックはその概念から
今も進化を続け、うちのレーベルでは
僕たちなりの理解を元に、そのシーンを追い続け、創造しています。

今の時代には新しい言葉が必要だと僕は感じています。
ただ新しいのではなくそれが永遠に続くような言葉。

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だから”EVO SOUL”。普遍的に進化し続けるソウルミュージック。

ソウルミュージックはアメリカの黒人のものだった時代から
時代を経て、世界中に広がりました。
全世界でソウルミュージックは人種や国境を隔てず理解され
愛されるものだと多くのアーティストが証明をしてきました。

ソウルミュージック後進国と言われる日本でさえ、
本当に多くのソウルミュージックファンがいます。
言語を理解していなくても、音として感覚として、
伝わる素晴らしい音楽であるとも言えます。

今この瞬間も進化し続けるソウルミュージック。
もしかしたらここ日本からも、そういうアーティストたちが
排出されることも遠い日ではないかもしれません。

1月20日はそんなアーティストの一人になると確信している
あの人のライブが代官山ループであります。

もしかしたら進化の一歩がここで刻まれるかもしれません。

それでは、是非この場で皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

 

EVOLVIN’ SOUL PHASE1はこちら

 

1/20のライブ詳細はこちら

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