Make the Change Music Video制作秘話

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昨日11月1日、SWEET SOUL RECORDSいろんなニュースをリリースしました。

各店舗の先行発売のご報告、Denonさんとのコラボレーションをした三軒茶屋TSUTAYAさんでの

SWEET SOUL RECORDSの大展開がありました。

 

そして、今日ブログに書いておきたいことは

Make the Changeのミュージックビデオの公開です。

 

ミュージックビデオをつくることは

かなりの労力と費用がかかります。

 

予算がない僕らにとって手の届きにくい場所ではあるけど、

音楽のメッセージや世界観を多くの人に伝えるためには重要な制作物です。

 

Nao Yoshiokaのデビューに伴い、The Lightのアルバムの中からは、

シングル曲のSpend My Lifeを代々木上原から世界に発信する

素晴らしいデジタルマーケティングカンパニーaugument 5さんにお願いしました。

 

代表の井野さんは感性がとても優れた方で、

ものをつくるときの本質を大切にされていらっしゃいます。

そして今もNao Yoshiokaを応援してくださっています。

そんな話を含め、Spend My Lifeのミュージックビデオの制作秘話については

後日ゆっくりとまたブログで書こうと思いますが、

 

本来は、アルバム最新シングルSpend My Lifeが最新のミュージックビデオであるところ、

なぜか去年リリースされたMake the Changeが再度ここでの公開になること、

違和感が有りますよね。

 

そう、Make the Changeのミュージックビデオが

このタイミングでリリースされたことには、ストーリーがあります。

 

何度も書いていますが、Make the Changeは僕にとっても

レーベルにとっても本当に大事な一曲です。

どれだけ大事かは関連記事をみてみてください。

http://www.spreadrealmusic.com/?s=make+the+change&submit=Search

 

楽曲のリリースは泣いても笑ってもたった一回。。

発売時が一番話題になる可能性が高く、

例外はあるとはいえ、そこである程度火がつかないと、

多くの人には伝わることはかなり困難です。

現代の音楽の仕組みは一度リリースした音楽は当たり前のように

埋れて行く仕組みです。

 

あたりまえですが、どれだけ曲が良くても、届かなければ埋れてしまうのです。

 

先ほども書きましたが、ミュージックビデオは音楽を

多くの人に伝える上では、欠かせない制作物。

 

しかしインデペンダントのアーティストやレーベルにとって

ミュージックビデオを創ることは費用的にも技術的にも今までは

とてもハードルの高いことでした。

 

また今回のように楽曲をリリースして一年も経って

わざわざミュージックビデオ撮り直すなんて

滅多にないことなんです。

 

Make the Change発売時は大したプロモーション予算もなく

ミュージックビデオなんて、作れるはずがありませんでした。

 

でもいつかは必ず作りたいと思っていたのです。

なんとか投資分を取り戻したときには

正直、ポケットマネーでもなんでもいいから、

必ずなんとかつくりたいと思っているくらいのつもりでした。

 

日本の小さな音楽レーベルから、そして僕自身の集大成としても

世界のアーティストへのそしてリスナーのみなさんへのメッセージ。

 

「変革は自ら起こすもの。音楽こそ国境や人種を越えて

すべての人々を繋ぐことができる力があり、

僕たちそして皆さんが一丸となって

がそれを証明していく時がきた」

 

必ず何らかの形でより伝わりやす方法で伝えたかったのです。

 

その思いはリリースから1年以上あたためられ

今年11月にこうして願いは叶いました。

 

実際に撮影をしたのは8月だったのですが、

特に計画をみっちりして撮影した訳ではなく

THE SOUL EXCHANGE TOURを一緒に回っていた

David B. Godinというフィルムディレクターからの突然の提案がきっかけでした。

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David B. Godin

 

Brian Owensとの公演を2箇所で終え、

3日間という短い時間でしたが、をDavidと一緒に仕事をして、

若いながらも素晴らしい才能があるとすぐに気づきました。

 

彼はフィラデルフィア出身であり、本来はフィラデルフィア周辺の撮影で

彼との契約は終了するはずだったのですが

なんとか、その後に続くニューヨークでも彼に映像を納めてもらえないかと

思っていたところ、偶然にも彼の方から提案がありました。

 

「僕にニューヨークで、Make the Changeのミュージックビデオを撮らせてくれないか?」

 

既に出来上がっていたアルバムのデモを渡していて

アルバムでの新録がどれなのかや

なんでThe Lightというタイトルなのかも

話していたにも関わらず、この曲を選んできたのです。

 

Make the Changeについてなにも

説明したこともなかったのです。

 

理由を聞くと、

 

「この曲は君らにとって、とても特別で大切な曲なんだろ?

リハーサルやショーで観てそう分かったんだ。

曲の持つパワーやメッセージがとてもリアルだし

そこにぼくもインスピレーションを受けたんだ。」

 

胸が熱くなりました。

そしてもちろん実現をさせました。

 

フィラデルフィア在住にもかかわらず

ニューヨークでは友人の家に泊まりこみで

ロケハンをし、企画をして

ニューヨークの最高のスポットたちで撮影されました。

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過酷なスケジュールの中、

毎日ライブと撮影の繰り返し。

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朝日をとりたかったため、朝5時に起きて朝日を狙いました。

初日は現場に行ったにもかかわらず雨。

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夜のルーフトップ背景も、撮影10分前までは雨で

奇跡的に雨がやんでなんとか撮ることができました。

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彼はリアルな物を撮りたいと、

ほぼ僕たちに同行してくれて

本当にチームのような一体感が生まれて

最高の撮影環境が生まれていました。

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このミュージックビデオ、手前味噌では有りますが、

最初から最後まで見たくなります。

これは良い映画を何回みても毎回面白いと感じるような

中毒性と同様なような気がします。

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そして歌詞の意味、曲の持つ雰囲気を

コンセプトから理解をしてくれて、しっかりと表現してくれたことにより

音楽と映像がとてもシンクロしているところが最高です。

 

彼との阿吽の呼吸で生まれた、ミュージックビデオ是非お楽しみください。

次回は彼を東京によんで、撮影をすることを企てています!

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